懸垂バー・物干しバーのオーダーメイド対応について
懸垂バー・物干しバーは、自宅でのトレーニングや洗濯空間において活躍する人気の金物アイテムです。本記事ではその特長や設置方法、素材別の違いについて詳しく解説します。

市販の商品でサイズが合うのがないし、デザインもちょっとねぇ~
せっかくなので空間の有効利用もしたいわ。

大丈夫です!お任せください。
ご希望の形状等をお伝え頂ければ、図面を描いてご提案致します。
1.懸垂バー/物干しバーとは
懸垂棒とか懸垂バー、物干しバーとか物干し竿とか言いますが、懸垂兼物干しってパターンもあります。その為、懸垂バー・物干しバーで統一をさせてください(笑)
※ご注文をされる時には言いやすい呼び方で大丈夫ですよ~♪ d(^^*)
1.懸垂バーをお考えの方
懸垂バーは、取り付ける場所によって
『天井・梁下用』
『壁面・梁側面用』
『壁間・柱間用』
の大きく3つに分類されます。
まずは、お客様がどの場所に取り付けたいかを明確にしましょう。
その上で、次にお伝えいただきたい内容は以下の通りです。
『天井・梁下用』 | 『壁面・梁側面用』 | 壁間・柱間用 |
---|---|---|
幅と下がり寸法 | 幅と壁からの出寸法 | 内~内の寸法 |
サイズが決まりましたら、こちらで荷重等を考えて使用する部材を決めます。
2.物干しバーをお考えの方
物干しバーも、基本的には懸垂バーと同じ構造になります。
ただし、物干しバーには懸垂バーほどの耐荷重は必要ないため、同じサイズでも懸垂バーより強度を抑えた材料を使用します。
(外観は同じですが、材料の厚みに違いがあります)
3.懸垂バーと物干しバーの兼用をお考えの方
懸垂バー兼物干しバーの場合には強度が必要な懸垂バーを基準として考えますので、懸垂バーと同じ仕様となります。
※なお、オーダーでの製作となりますので、寸法や塗装色などは全てお客様側で決めて頂く必要があります。
2.サイズの選び方・設置時の注意点
幅について
幅については、1人ぶら下がるのがやっとの狭いもの(400mmくらい)から「えぇ~!」っていうくらいまで長尺のもの(3000mmくらい)までと、ほんとお客様それぞれです。
しかし、ご自身の体格や下地が入っている幅に合わせて自由に決めて頂いて良いかと思います。
下がりについて
懸垂バーとして使用されるのであれば、400mm以上はある方が良いかもしれません。というのも、下がり寸法が少ないと、バーに体を引き寄せた時に天井などに頭が当たる可能性があるからです。
ただし、あまりにも下げ過ぎると、懸垂時に前後に揺れる可能性もあるため、その場合には揺れ止めとして補強用プレートの取り付けを検討されると良いでしょう。
奥行について
これは『壁面・梁側面用』の懸垂バーに関する注意点ですが、まず、壁にバーが近すぎると体が壁に擦れる可能性があります。一方で、バーを出し過ぎると壁に過度な負担がかかるため、その点についても十分な検討が必要です。
一般的に、壁面への取り付けの場合はできるだけバーを出して(200mm以上)、それに対して梁側面の場合は下に壁がないため、100〜150mm程度でも問題ないことが多いです。
3.使用素材・耐荷重について
※弊社で使う材料はすべて国内の製鉄所で製作がされたものです。
懸垂バーは、スチール(鉄)製で、最終的には焼付塗装によって仕上げられています。そのため、屋内でも屋外でも使いやすく、見た目にも美しい仕上がりです。
使用されるバーは、実は幅や下がり寸法、使用される方の体重や用途によって、3種類の材料を使い分けています。
- まずは、標準的な強度を備えたベースタイプ(外径27.2mm)
- 次に、やや高い強度を必要とする場合に使うタイプ(同じく27.2mm)
- そして、特に高い強度が求められる場合の強化タイプ(外径28mm)
一見すると見た目の差はほとんどありませんが、断面を比較するとその違いが明確になります。
注意事項
強度が高くなるにつれて、比例して重量も価格も上がっていきます。
∑(=゚ω゚=;) マジ!?
確かに「強度は高い方が安心」と考えられるお客様もいらっしゃいますが、実のところ必要以上の耐荷重を求めることは結果的にコストアップにつながるため、かえって不経済となる場合があります。
そのため、ご注文の際には実際に使用される方の体重や、必要とされる耐荷重を正確にお伝えいただけると、より最適なご提案が可能です。
4.設置場所別の使い方・施工例
1.天井・梁下用
ご注文をされる懸垂バーでは1番多いタイプです。
このタイプをご検討の場合、まずは幅と天井からの下がり寸法をご指定ください。
ただし、本製品は垂直方向の荷重にのみ対応しており、したがって前後方向への揺れには対応しておりません。そのため、走ってきて飛びつくような使い方は絶対に避けてください。
というのも、そのような使い方をされると天井を破損する恐れがあります。特に下がり寸法が大きくなると揺れが増しますので、必要に応じて補強リブ(揺れ止め)の設置をおすすめします。
懸垂バーであっても、のちのち「ブランコ」や「ハンモック」を取付ける予定の方は揺れ止めの補強プレートをお取り付けされることをオススメ致します。
2.壁付け・梁側面用
まずはじめに、壁付け・梁側面用の懸垂バーをご検討の際は、幅と壁・梁からの離れ寸法を決定してください。というのも、この「離れ寸法」によって取付金物の形状が大きく変わってくるからです。
そのため、取付位置の条件をしっかりと確認いただいた上で、最適な形状をご提案させていただきます。
特にご指定なければこちらで形状を決めさせて頂いておりますが、デザインのご希望があればお伝えください。
3.壁間・柱間用
一見すると別物のように思われがちな「壁間・柱間」ですが、実は基本的には同じ構造で、取り付ける場所には柱や桁が入っています。
したがって、このタイプではまず幅さえ決めていただければ製作可能です。
さらに、両端の金物は在庫としてあらかじめ製作しているため、他の懸垂バーと比較すると納期が早くなる傾向にあります。
※ただし、在庫が不足している場合には、通常の懸垂棒よりもお時間をいただくことがありますので、ご了承ください。
カスタマイズ
カスタマイズは自由です。そのため、オーダーでの製作では、さまざまなご要望にお応えできます。たとえば、特にご指定がない場合は取付プレートは丸型になりますが、一方で、設置場所の雰囲気やお客様の好みに応じて、このように四角いプレートに変更することも可能です。
ちなみに、データを作成してレーザーで切断しますので、極端な例を挙げると、星型☆やハート形♡の取付プレートも製作可能です♪
もちろん、デザイン性を重視したオリジナルの形状にも対応できますので、ご希望があればお気軽にご相談ください。
※ただし、下地のサイズによっては出来ない可能性もあります。

たとえば、棒の角が丸くない仕上げをご希望されるお客様もいらっしゃいます。そのような場合には、写真のように直(ちょく)で仕上げることも可能です。
たかが懸垂バーされど懸垂バー、たかが物干しバーされど物干しバー
どうせなら、自分の想い通りに仕上げたいですよね!
ですので、どんな細かなことでも構いません。ご要望があれば、ぜひお気軽にお伝えくださいませ~(≧∇≦)キャー♪
関連ブログ
5.オーダー製作事例のご紹介
天井・梁下用 懸垂バー
※PCの方は画像クリックで拡大出来ます。
在庫あります(各1本)
お急ぎの方の為にご準備致しました。
※ただし、ホームページにはすぐに反映されないため、お問合せ時にはない可能性もあります。その点、ご了承ください。
両方の懸垂バーともブラック(ツヤ消し)です。
動画でも確認出来ます。
壁付け・梁側面用 懸垂バー
※PCの方は画像クリックで拡大出来ます。
壁間・柱間用 懸垂バー
※PCの方は画像クリックで拡大出来ます。
逆Y型 懸垂バー
※PCの方は画像クリックで拡大出来ます。
コーナー用 懸垂バー
※PCの方は画像クリックで拡大出来ます。
物干しバー
※PCの方は画像クリックで拡大出来ます。




基本塗装色(全11色) | ||||||||||
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ホワイト | ブラック | グリーン | イエロー | レッド | ブルー | ブラウン | オレンジ | クリーム | シルバーメタリック ライト | シルバーメタリック ダーク |
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「ツヤあり」・「半ツヤ」・「ツヤ消し」など指定が出来ます。 |
日本塗料工業会の色見本
特注色をご指定したい方はペイントビズさんの色見本のWeb版【PBColor】が便利です。
(一社)日本塗料工業会の塗料用標準色(2021年L版)に準拠し、PC・スマートフォンで誰でも無料利用ができる色見本デジタルツールです。
特徴としてアプリを使わずに全画面で色が表示され、簡単に色の理解が可能です。
しかも、使用方法はシンプルで、どなたでもすぐに活用いただけます。
6.タイプ別のお見積依頼書
参考価格は塗装色や耐荷重などにより変わる場合がありますので、その点ご了承ください。
関連ブログ
懸垂バーに組み合わせると楽しい商品のご紹介♪
最近はご注文の際に「サスペンショントレーナーを一緒に使いたい」や「トレーニングチューブと併用したい」といったご希望をいただくことが増えてきました。
そのため、懸垂バーの活用方法もどんどん多様化しています。
たとえば、吊り下げる器具を組み合わせることで、さらに本格的な自宅トレーニング環境を整えることが可能です。
このように、色々なアイテムを取り入れることで、懸垂バーの使い方の幅は大きく広がっていきます。
サスペンショントレーナー
TRXサスペンショントレーナーは、自身の体重を利用して身体を鍛えるトレーニング器具です。
そのため、特別な設備がなくても全身運動が可能です。
さらに、使い方によって運動強度の調整も簡単に行えるため、初心者にも扱いやすいのが大きな特徴です。
また、懸垂バーと組み合わせることで、より多彩なトレーニングメニューを実現できます。
トレーニングチューブ
トレーニングチューブとは、手足や身体全体を使って引っ張ることで筋力トレーニングができる、ゴムチューブ状のアイテムです。
とくに道具が少なくて済むため、自宅で手軽に取り入れやすいのが魅力です。
そのうえ、コンパクトで場所を取らず、懸垂バーなどと組み合わせればより効果的なトレーニングが可能になります。
したがって、初心者から上級者まで幅広い方々に支持されている人気アイテムとなっています。
クライミングロープ
懸垂バーに辿り着くまでの導入アイテムとして、クライミングロープは非常におすすめです。
なぜなら、設置がとても簡単で、懸垂バーに引っかけるだけで使える手軽さが魅力だからです。
もちろん、昇降には踏み台を使う方も多くいらっしゃいますが、ロープの方が揺れるぶん体幹が鍛えられ、懸垂バーに慣れるためのトレーニングにもなります。
さらに、価格もお手頃なため、初めての方にも取り入れやすいアイテムです。
ブランコ
ブランコも取り付けたいという、ちょっと欲張りな仕様にも対応可能です。
とくに、懸垂バーを「上の子は使えるけど、下の子はまだ難しい」というご家庭におすすめの使い方です。(※設置にはある程度の幅が必要です)
そのため、お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒に、下の子もブランコで楽しく遊ぶことができます。
また、子どもは遊びながら自然と学びます。
実際に、見て覚えた下の子のほうが、お兄ちゃんやお姉ちゃんよりも懸垂が上手になるということもよくある話です。
クライミングハシゴ
壁固定のハシゴも便利ですが、実はクライミングハシゴも非常におすすめです。
というのも、懸垂バーに引っかけるだけで簡単に設置でき、上り下りもスムーズに行えます。
さらに、揺れるハシゴを使うことでバランス感覚が自然と養われ、軽い筋トレとして体幹強化にもつながります。
(※ご利用には懸垂バーにある程度の幅が必要です)
ハンモック・ハンモックチェア
これはもう、お父さんとお母さんの癒しの空間です。
たとえば、休日にはお子さんたちが懸垂バーで遊んでいる間に、その下で大人がゴロンと横になって疲れを癒すのも素敵な使い方。
あるいは、静かに読書を楽しむ時間として使うのもおすすめです。
このように、家族みんなでそれぞれの楽しみ方ができるのも、懸垂バーの魅力のひとつです。
(※十分な耐荷重が必要になる場合があります)
香港のジョンより壁付け用懸垂バーの写真を頂きました~♪

照れ屋のジョンは、最後までカメラの正面を向いてくれませんでした(笑)でも、そんなところもまた愛らしくて、見ているこちらまで笑顔になりますね。

ジョンが送ってくれたのは、壁付け用懸垂バーの手書き図面。やり取りを重ねる中で、最初のイメージから少しずつ形が変わっていき、最終的には、図面上のブルーの線のような形状に決定しました!

ジョンから届いた壁付け用懸垂バーの図面では、やや強度面に不安があったため、事前にジョンのご了承をいただいた上で、補強用のプレートを追加で溶接しました。こうして、安全性と使用感のバランスが取れた仕上がりに。

今回の壁付け用懸垂バーは、RC(鉄筋コンクリート)構造の壁に設置されました。そのため、しっかりとした固定が必要となります。なお、取付けは専門の業者さんにご依頼されたとのことで、施工面でも安心です。

美意識の高いジョンの性格もあってか、仕上がりは見た目にもスッキリと美しく納まっています。やはり、細部まで気を配られる方とのやり取りは、完成度の高さにつながりますね。

ジョン、本当にありがとう!このたび、ジョンのこだわりから生まれたこの壁付け用懸垂バーは、その完成度の高さから『タイプJ』と名付けました。
お気軽にお問い合わせください。0955-78-0178受付時間 8:00-17:00 [ 土(第2、4)・日・祝日除く ]
お昼休み(12:00-13:00)は出れません。
※音が出る作業をしている場合、電話の音が聞き取れなくて出れないことがございます。その場合はお手数ですが、しばらく時間をおいてお掛け直しください。