垂直のロフトはしご

垂直ロフトはしご LL-B3

垂直ロフトはしご
垂直のロフトはしご

まず、LL-B3はシンプルな垂直に上がるためのはしごで、型番は「LL-B3」です。
なお、LL-B3は床2点、壁1点の3点固定となっており、つまり安定性にも配慮されています。
階高は2,670mm、幅は400mmで、
さらに、焼付塗装色は「ホワイト(ツヤあり)」となっています。

垂直はしご『LL-B3』の製作図面

※クリックで図面拡大出来ます。

垂直ロフトはしご『LL-B3』の図面
垂直ロフトはしごの図面1

こちらは、写真の垂直はしご『LL-B3』の実際の図面です。
ちなみに、有効幅は400mmで、ロフト用はしごとしてはやや狭めの仕様となっています。
また、ステップの間隔は階高2,670mmを等間隔で割った配置になっており、バランスのとれた設計がされています。

別パターンの垂直はしご『LL-B3』の図面

※クリックで図面拡大出来ます。

別パターンでの垂直ロフトはしご『LL-B3』の図面
垂直ロフトはしごの図面2

別のアプローチとして、垂直ハシゴの段割を考えてみました。
たとえば、1段目を500mmに設定すると、垂直はしごとしてはやや高めですが、実際のところ利用には問題ありません。
ポイントとして、最上段のステップがロフトの床より少し下がっているのが特徴です。

なお、垂直ハシゴを設計する際には「登る」よりも「降りる」ことを重視する方が安全です。そのため、最上段のステップはロフト床と同じ高さ、もしくは少し下げた方が安心して使用できます。

ロフトは趣味の部屋

今回のこの垂直ハシゴは娘さんからのご注文だったのですが、実はロフトはお父様の釣り(趣味)のお部屋とのことです。

そもそもロフトは、他の部屋と少し距離があるため、静かな環境を提供でき、プライベート空間を確保しやすいのが魅力です。

そのため、集中力が必要な作業や読書、あるいはリラックスした時間を過ごすのにも最適です。

とりわけ釣り道具の整理や仕掛けづくりのような、没頭しやすい作業にはぴったり。

気づけば時が経つのを忘れてしまうほど、理想的な趣味空間になりそうですね。

垂直はしご『LL-B3』の注文の仕方

垂直はしご『LL-B3』をご注文の際には以下情報をご準備ください。

  • 階高
  • 垂直ハシゴの幅
  • 垂直ハシゴの掴み代の高さ
  • 垂直ハシゴの掴み代の奥行
  • 垂直ハシゴの塗装色とツヤ

※垂直ハシゴの段(ステップ)はこちらで割ります。

垂直ハシゴは、垂直なスペースを有効活用し、ロフトに安全にアプローチするために便利なアイテムです。壁固定のハシゴや床固定のハシゴなどいろいろな垂直ハシゴの種類があります。

垂直ロフトはしごは『LL-B3』の他にも沢山おすすめ出来るものがあります。

下記リンクよりご確認ください。

垂直ロフトはしご LL-SW

垂直ハシゴでパースはあり?なし?

最近はご注文時やお打合せ時にパースをご準備される工務店さんが増えてきました。しかし、それでもお打合せをさせて頂く方のほとんどが白黒もしくはカラーの図面という場合が多いです。

さらに、パースといっても忠実に再現がされているわけではなく、『なんとなくこんな感じ』と雰囲気を感じ取るレベルでしかなく、実際にはまだきちんと使いこなせている人の数は少ないのではないかと感じています。

イメージの共有という点では建築模型という手段もありますしね。

垂直ロフトはしごのご注文

今回のお客様なのですが、垂直のロフトはしごを造りたいということでパースをご準備されていました。

全部で2枚頂きました。

垂直ロフトはしご
ロフトはしごLL-SWのパース

パッと見、すごい!の一言です。

これは幅広ステップの垂直のロフトはしご『LL-SW』というのが一目でわかります。

パースでは垂直に並ぶフラットなステップ部分を図にするのが大変だったのではないでしょうか。

しかし、これから製作する垂直ロフトはしご『LL-SW』と全く同じといって良いほど良く出来ています。

ロフトはしごLL-SWのパース拡大

登り切ったところも納まりが良くわかりますね。

あとはこの垂直はしごのパースに基づいて、

  • ロフト床までの高さ
  • 垂直はしごの幅
  • 掴み代の高さ(ロフト床より上の垂直部分)
  • 掴み代の奥行(ロフト床より上の垂直部分の奥行)
  • 壁固定の脚の位置

を確認するだけで垂直ロフトハシゴの製作が出来ます。

垂直はしごLL-SWの完成写真

次のはパースではなく写真です(笑)

写真を見て頂ければどれだけ垂直はしごのパースがきちんと出来ているのかが分かると思います。

垂直ロフトはしご LL-SW

掴み代(ロフト床より上の垂直部分)の所が、機械加工の都合上、水平になっている部分が出来ていますが、それ以外はほぼ同じですね。

塗装はご自分でされるということでしたので、こちらからは無塗装で垂直はしごを出荷をしました。

ロフトから見下ろしたはしご

垂直ロフトハシゴのパースと塗装色が若干違います。

多分、あとから塗装色を変更されたのかと思います。

しかし、パース通りに垂直はしごが出来ましたね。

垂直ロフトはしご『LL-SW』のステップについて

幅広ステップ

『LL-SW』という垂直ハシゴはフラットステップを採用しています。

幅広ステップを側面から

垂直ハシゴの幅広ステップは1枚の板を折り曲げて出来ています。

溶接固定しているけど溶接が見えない

溶接部は正面からは見えないというのが垂直ロフトハシゴ『LL-SW』の特徴で、見た感じとてもスッキリと見えます。

別荘地にある幅広ステップのロフトはしご

また、垂直ハシゴの幅広ステップにはクリアのノンスリップテープを貼るようになっていますので、滑る心配もありません。

※いちばん上のステップにクリアのノンスリップテープが見えます。

結論

パースはあるととても便利。

お客様とイメージが共有できる。

しかし、垂直ハシゴでは効果をあまり感じないので、もっと複雑な製作物で効果を確認をするとパースの良さが分かるような気がします。